SLAM DUNKの感想

3年 ago buildswc SLAM DUNKの感想 はコメントを受け付けていません。

SLAM DUNKは、もう20年以上前に連載が終了したバスケットボール漫画ですが、今でも熱烈なファンがいるように、バスケットを扱った漫画の中では最高峰だと思います。

31巻もある長編なのですが、実際物語は4か月ほどしか進んでおらず、主人公のバスケ初心者花道が、バスケに嫌悪感を示していた入学当時から、たった4か月でバスケット部員として全国大会のステージに立っているという驚異的成長を楽しめる漫画です。

監督の安西氏が、何度も初心者の花道と、超高校級レベルの流川のプレーに心を震わせ、彼らの成長を楽しみに観ているのですが、読者も同じような気分にさせられ、彼らのスーパープレイに驚かされる漫画です。

作者の井上雄彦さんは、大変バスケットに詳しい方で、初心者ではよくわかりにくいルールなども丁寧に作中で教えてくださるため、読者は初心者の花道と一緒にバスケットのルールなり魅力を知ることができる点も、この漫画の面白さの一つだと思います。バスケットに詳しくない人も楽しめ、知っている人はより「こういうこと、プレー中によくある」というシンパシーを感じるという、どういうレベルの人にも魅力的に映る、稀有な作品です。

花道達が全国制覇をせず、二回戦で全国制覇候補の山王を破ることで、ナンバーワンにはなれなかったけど、実質全国の最高峰のレベルまで上り詰めていたということが証明された試合では、後半音を出さずに試合を表現する手法がとられ、その方法により、むしろ試合の緊迫感や音が伝わってくるという不思議な手法が取られていました。今でも全国大会の山王戦は、最も感動した試合としてファンの間でも語り継がれ、花道が完全にバスケットにはまってしまったところで物語が終わったのも、ベストな終わり方であるとファンには好評です。